ポイント
陣痛の間隔は、陣痛が始まってから次の陣痛が始まるまでの時間で、国立成育医療研究センターによると、定義上は10分間隔になった時点が陣痛の始まりです。電話の目安は産院ごとに違い、名寄市立総合病院は初産なら10分ごと(または1時間に6回以上)、愛媛県立中央病院は5〜7分間隔としています。経産の場合は、国立成育医療研究センター、名寄市立総合病院、愛媛県立中央病院のいずれも、初産より早めの連絡を案内しています。数字ひとつよりも、間隔が一定で、だんだん短く、強くなっているかどうかが大切です。
目次
準備ができました。陣痛が始まったらタップしてください。
- –間隔
- –持続時間
- 0回数
陣痛を3回記録すると、5-1-1の目安までどれくらいかがここに表示されます。
陣痛の記録は、このブラウザの中だけに保存されます。このタイマーは、医師や助産師のアドバイスに代わるものではありません。
時計を見ながら、陣痛の間隔を数えています。10分、8分、いまはもう5分くらいかもしれません。その間隔が何を意味するかは、間隔が一定かどうかと、初めてのお産かどうかで変わります。
陣痛の間隔は、陣痛が始まってから次の陣痛が始まるまでの時間です(米国のOHSU)。国立成育医療研究センターによると、定義上は10分間隔になった時点が陣痛の始まりです。産院に電話する目安は産院ごとに違い、名寄市立総合病院は初産なら10分ごと(または1時間に6回以上)、愛媛県立中央病院は5〜7分間隔としています。経産の場合は、国立成育医療研究センター、名寄市立総合病院、愛媛県立中央病院のいずれも、初産より早めの連絡を案内しています。
陣痛の間隔は、どこからどこまで計る?
陣痛の間隔は、陣痛が始まってから次の陣痛が始まるまでです(OHSU、Cleveland Clinic)。23時40分に陣痛が始まり、次の陣痛が23時48分に始まったなら、1回が何秒続いたかに関係なく、間隔は8分です。陣痛の合間の休みは、陣痛がおさまってから数え始めるので、間隔より短くなります。休みだけを計ると、陣痛が実際より近く来ているように見えます。
計り方の手順は陣痛の間隔の測り方にまとめました。陣痛の最中に計算したくないときは、このサイトのWeb陣痛タイマーが間隔を計算します。Contraction Timerアプリなら、直近1時間の平均も表示し、設定した目安に達したらお知らせします。計算のしくみは陣痛カウンターの使い方としくみで説明しています。
お産が進むと、陣痛の間隔はどう変わる?
お産の始まりの陣痛は、間隔が長めです。国立成育医療研究センターによると、子宮口が3〜4cmに開くまでには、個人差はありますが通常10時間ほどかかります。4〜6cmに開くころには間隔が3分おきになり、そこからお産は急速に進みます。
名寄市立総合病院の資料は、段階ごとの目安を次のように示しています。
| お産の段階 | 子宮口の開き | 陣痛の間隔 | 1回の長さ |
|---|---|---|---|
| 準備期 | 0〜3cm | 8〜10分ごと | 20〜30秒 |
| 進行期 | 4〜7cm | 4〜7分ごと | 30〜40秒 |
| 極期 | 8〜10cm | 2〜3分ごと | 40〜60秒 |
| 分娩第2期 | 全開(10cm) | 1〜2分ごと | 60〜90秒 |
海外の資料の数字も、近い範囲です。米国のCleveland Clinicは、お産が本格的に進んだ時期の陣痛を、3〜5分ごと、40〜70秒としています。オーストラリアの保健情報サイトhealthdirectは、2〜3分ごと、50〜60秒です。どれも典型的な範囲で、実際のお産がそのとおりに進むとは限りません。名寄市立総合病院の資料も、時間はあくまで目安で個人差が大きいとしています。段階ごとの値は陣痛の間隔表に、各段階で何が起こるかは出産の流れにまとめています。
陣痛が10分・7分・5分・3分間隔のときの意味
ここからは、合併症のない正期産(妊娠37週以降)の場合です。妊娠37週未満のときは、間隔に関係なく、お産が始まったかもしれないと思った時点で、すぐ産院に電話してください。OHSUも、英国の国民保健サービス(NHS)も、そう案内しています。
図解
陣痛の間隔別の目安
| 初産 | 経産 | |
|---|---|---|
| 10分間隔 | 産院によって分かれます。名寄市立総合病院は連絡の目安、愛媛県立中央病院と国立成育医療研究センターはもう少し先です | 規則的なら連絡の目安です(名寄市立総合病院、愛媛県立中央病院、国立成育医療研究センター) |
| 7分間隔 | 愛媛県立中央病院(5〜7分)と国立成育医療研究センター(7〜5分)の目安に入ります。電話して指示を聞きましょう | ここで挙げたどの目安にも当てはまり、電話するタイミングです |
| 5分間隔 | どの目安にも当てはまります。OHSUの5-1-1は、1回約1分の陣痛が、この間隔で1時間続くことが条件です | 経産の目安もすべて満たします。いま電話しましょう |
| 3分間隔 | 産院に電話するか、決めておいたとおりに向かいます | 産院に電話するか、決めておいたとおりに向かいます |
陣痛が10分間隔のとき
10分ごとの規則的な陣痛は、お産の始まりとされる間隔です。日本赤十字社医療センターも、子宮の収縮が10分以内の間隔で来るようになったときを、お産の始まりとしています。ただ、始まったからといって、すぐ産院に向かうとは限りません。国立成育医療研究センターは、10分間隔になってもお産が進むにはまだ時間がかかるので、数時間は自宅で様子を見てもよいとしています。早く病院に来ても早く赤ちゃんが生まれるわけではなく、早く入院しすぎると分娩までの時間が長くなり、入院費用もかさみやすいと注意しています。ただし、NHSは、お産が始まったと思うときは産院に電話するよう案内しています。自宅で待つかどうかも、電話で相談して決めると安心です。
一方で、この間隔が連絡の目安になる産院もあります。名寄市立総合病院は、初産なら10分ごと(または1時間に6回以上)、経産なら10〜15分ごとの陣痛で連絡するよう案内しています。経産では愛媛県立中央病院の目安も10分間隔で、国立成育医療研究センターは陣痛が規則的になった時点での連絡を勧めています。初産では、名寄市立総合病院の目安には当てはまり、愛媛県立中央病院(5〜7分間隔)や国立成育医療研究センター(7〜5分間隔)の目安には、まだ早いことになります。
10分間隔になっても、また遠のいて痛みがなくなることは十分あり、それは前駆陣痛だった、ということになります(国立成育医療研究センター)。日本赤十字社医療センターも、夜中に陣痛が来たと思ったのにいつのまにか寝ていた場合は、前駆陣痛だと思われるとしています。家にいるあいだは、楽な姿勢でリラックスして過ごし、眠れるなら合間に寝てください。破水していなければ、シャワーや入浴もできます(名寄市立総合病院)。
陣痛が7分間隔のとき
初産では、国立成育医療研究センターが7〜5分間隔、愛媛県立中央病院が5〜7分間隔を連絡の目安にしています。名寄市立総合病院の目安(10分ごと)は、すでに超えています。経産では、ここで挙げたどの目安にも当てはまり、電話するタイミングです。電話するときには、入院バッグと産院までの移動手段が整っているかも、確かめておくと安心です。
OHSUの5-1-1が条件にする5分間隔よりは、手前の間隔です。ただ、ここで挙げた日本の産院の目安は、それより早い連絡を案内しています。どの目安に当てはまるかわからないときは、電話して相談してかまいません(日本赤十字社医療センター)。
陣痛が5分間隔のとき
複数の資料が、初産の目安として挙げている間隔です。OHSUは、5分間隔、1回約1分、それが1時間続く5-1-1を、来院の目安にしています。愛媛県立中央病院(5〜7分間隔)と国立成育医療研究センター(7〜5分間隔)の目安にも当てはまります。NHSは、規則的な陣痛が5分間隔か、それより短い間隔で来るようになったら、助産師か産科に連絡するよう案内しています。経産では、どの目安も満たしているので、すぐに電話しましょう。
5分間隔でも、陣痛が短かったり、痛みが弱かったりすると、本当の陣痛かどうか迷うことがあります。米国産科婦人科学会(ACOG)によると、本当の陣痛は痛みがだんだん強くなり、1回が約60〜90秒続きます。練習の収縮(偽陣痛)は弱めで、あまり強くなりません。healthdirectは、練習のお腹の張りは不規則なことが多いものの、規則的になることもあるとしています。判断がつかないときは、前駆陣痛かもしれないと思っても、電話して相談してください。陣痛が続くとき、強くなるときも同じです。
陣痛が3分間隔のとき
Cleveland Clinicは、本格的に進んだ時期の陣痛を3〜5分ごとと説明し、その間隔で1回が約60秒続くようなら、産む場所に向かう時期だとしています。国立成育医療研究センターによると、間隔が3分おきになる子宮口4〜6cmのころから、お産は急速に進みます。名寄市立総合病院の資料では、2〜3分ごとは極期(子宮口8〜10cm)にあたります。3分間隔の陣痛が規則的に続いているなら、産院に電話するか、決めておいたとおりに向かいます。NHSは、1回の陣痛が2分より長く続くときや、10分間に6回以上の陣痛があるときも、すぐ産院に電話するよう案内しています。
陣痛が何分間隔になったら、産院に連絡する?
決まった数字はなく、産院によって違います。日本の産院と海外の資料の目安を、並べてみます。
| 出典 | 初産 | 経産 |
|---|---|---|
| 国立成育医療研究センター | 7〜5分間隔になったとき、または痛みが強くなってきたとき | 陣痛が規則的になったとき |
| 名寄市立総合病院 | 1時間に6回以上、または10分ごと | 10〜15分ごと |
| 愛媛県立中央病院 | 5〜7分間隔 | 10分間隔 |
| OHSU(米国) | 5分間隔、1回約1分、それが1時間続いたとき(5-1-1) | 5〜10分間隔が1時間続いたとき |
| NHS(英国) | 規則的な陣痛が5分間隔か、それより短くなったとき | 別の目安は示されていません |
| healthdirect(オーストラリア) | 痛みを伴う規則的な陣痛が、10分間に2回以上 | 別の目安は示されていません |
Cleveland Clinicも、医療者によって基準が違うとして、出産予定日の何週間か前に、自分の産院の基準を話し合っておくよう勧めています。妊婦健診のときに、産院の目安を聞いておきましょう。名寄市立総合病院は、連絡のタイミングは初産か経産か、内診の結果、住まいの場所などによっても変わるので、健診のときに相談するよう案内しています。決め方は産院に電話するタイミングで説明しています。
陣痛の間隔がバラバラなとき:一定かどうかが大切な理由
5分間隔が1回あっただけなら、偶然かもしれません。ACOGによると、本当の陣痛は一定の間隔で来て、だんだん近づき、休んだり動いたりしても続きます。練習の収縮(偽陣痛)にはパターンがなく、歩いたり、休んだり、体勢を変えたりするとおさまることがあります。ACOGは、陣痛を計りながら、休んで水を飲んでも続くかどうかを確かめるよう勧めています。
お産の始まりでは、最初から間隔がそろっているとは限りません。名寄市立総合病院は、陣痛の始まり方にはいろいろなパターンがあり、不規則な痛みからだんだん等間隔になることも、突然10分ごとの痛みが来ることもあるとしています。
規則的なパターンが続いても、子宮口が開いているとは限りません。ACOGは、本当の陣痛と偽陣痛は、内診で子宮頸部(子宮口)の変化を確かめて初めてわかることもあるとしています。産院に着いたあとで、診察の結果や陣痛が遠のいたことから、一度帰宅をすすめられることもあります(日本赤十字社医療センター)。
陣痛が始まってから生まれるまで、どのくらいかかる?
間隔だけでは、あとどのくらいで生まれるかは誰にもわかりません。名寄市立総合病院の資料では、10分ごとの規則的な陣痛が始まってから子宮口が全開になるまで(分娩第1期)が、初産で約10〜12時間、経産で約4〜6時間です。全開から赤ちゃんが生まれるまで(分娩第2期)は、初産で約1〜2時間、経産で約30分〜1時間です。国立成育医療研究センターによると、全開から生まれるまでの平均は、初産で1時間、経産で30分ほどです。また、陣痛開始から分娩完了までにかかる時間は、経産婦では初産婦の半分ほどといわれています。ACOGが示すお産全体の長さは、初産で12〜18時間、経産で8〜10時間です。
子宮口がどのくらい開いているかは、診察で確かめます。それまでは、陣痛を計り続けることで、パターンが強まっているかどうかを見ていけます。
要注意サイン:陣痛の間隔に関係なく、すぐに電話を
次のどれかに当てはまるときは、陣痛のパターンを待たずに、昼でも夜でもすぐに産院や助産師に電話してください。このリストは、英国の国民保健サービス(NHS)と米国産科婦人科学会(ACOG)の案内に沿っています。こども家庭庁も、出血、破水、おなかの強い張りや痛み、胎動の減少があれば、すぐに産院に連絡するよう呼びかけています。
- 破水したとき。陣痛がまだなくても電話してください。
- 羊水に色がついている、またはいやなにおいがするとき。
- 腟から出血したとき。おしるしに少し血が混じるのはお産の始まりの一部のこともありますが、それより多ければ電話してください。
- 赤ちゃんの動き(胎動)がいつもより少ないとき。
- 陣痛の合間にもおさまらない、強い痛みが続くとき。
- 38℃以上の熱があるとき。
- 妊娠37週未満(36週6日まで)で、お産が始まったかもしれないと思うとき。
- 1回の陣痛が2分より長く続く、または10分間に6回以上の陣痛があるとき。
- 不安なとき、心配なとき。いつ電話してもかまいません。
強くいきみたい感じがあり、いまにも赤ちゃんが生まれそうなときは、すぐに救急車(119番)を呼んでください。
このリストの出典:NHS: Signs that labour has begun (2023);NHS: Pregnancy symptoms you need to get help for;ACOG: How to tell when labor begins;こども家庭庁:すこやかな妊娠と出産のために
よくある質問
陣痛の間隔が4分なのは、どの段階の陣痛ですか?
名寄市立総合病院の資料では、4〜7分ごとは進行期(子宮口4〜7cm)にあたります。国立成育医療研究センターは、子宮口が4〜6cmに開くころに、間隔が3分おきになるとしています。資料によって段階との対応は少しずつ違い、間隔だけで子宮口の開きを知ることはできません。ACOGによると、内診で子宮頸部の変化を確かめて初めてわかることもあります。
陣痛5分間隔で痛みはどれくらいですか?
痛みの強さは、5分間隔という数字だけでは決まりません。日本産科麻酔学会は、お産の痛みがどのくらい強いかを出産前に予測することは難しく、一人ひとり痛みの感じ方は異なるとしています。OHSUは、来院の目安のひとつに、規則的でだんだん強くなり、話したり歩いたりするのがつらい陣痛を挙げています。名寄市立総合病院の資料は、陣痛が来たときにつらいようなら深呼吸をしてみるよう案内しています。
陣痛が5分間隔になったら、病院に行くべきですか?
初産なら、電話するタイミングです。愛媛県立中央病院は5〜7分間隔、国立成育医療研究センターは7〜5分間隔になったときを目安にしています。OHSUは5分間隔が1時間続いたとき、NHSは規則的な陣痛が5分間隔かそれより短くなったときに連絡するよう案内しています。経産では、どの目安も満たしています。産院から別の指示を受けているときは、その指示に従ってください。破水、出血、胎動の減少があるときは、間隔に関係なくすぐ電話してください(こども家庭庁)。
陣痛の間隔がバラバラなのは、大丈夫ですか?
お産の始まりでは、間隔が不規則なことがあります。名寄市立総合病院は、不規則な痛みからだんだん等間隔になることもあるとしています。一方、練習の収縮(偽陣痛)には決まったパターンがなく、だんだん近づくこともありません(ACOG)。間隔がバラバラなまま、おなかの痛みが10分も20分も休みなく続くときや、破水、出血、胎動の減少があるときは、すぐ産院に電話してください(日本赤十字社医療センター、こども家庭庁)。迷ったときも、電話してかまいません。
陣痛が10分間隔になったのに、また遠のいたのはなぜですか?
前駆陣痛だった可能性があります。国立成育医療研究センターによると、10分間隔で痛むようになっても、また遠のいて痛みがなくなることは十分あり、それはいわゆる前駆陣痛だった、ということになります。名寄市立総合病院は、前駆陣痛は夜間によくみられ、数時間で自然に消えるとしています。遠のいたあとで、また規則的になってきたら、電話してください。
陣痛が3分間隔になってから、生まれるまでどのくらいかかりますか?
間隔だけでは予測できません。国立成育医療研究センターによると、子宮口が4〜6cmに開いて3分おきになったころから、お産は急速に進みます。全開から生まれるまでは、平均で初産が1時間、経産が30分ほどです。名寄市立総合病院の資料では、分娩第2期は初産で約1〜2時間、経産で約30分〜1時間です。3分間隔の陣痛が規則的に続いているなら、産院に電話するか、決めておいたとおりに向かってください。
出典
- 国立成育医療研究センター:おしるし、破水、陣痛について
- 国立成育医療研究センター:出産当日。そのとき、何が起こるの?(産科医療まるわかりガイド PART3)
- 名寄市立総合病院:入院の時期・連絡方法
- 名寄市立総合病院:お産が近づいたサインと始まったサイン
- 名寄市立総合病院:お産の経過
- 愛媛県立中央病院:お産の流れを知ろう
- 日本赤十字社医療センター:身体の変化と入院の時期
- 日本赤十字社医療センター:分娩入院時の流れ
- こども家庭庁:すこやかな妊娠と出産のために
- 日本産科麻酔学会:無痛分娩Q&A Q2 お産のときはどこが痛いのですか?どのくらい痛いのですか?
- OHSU:When to come to the hospital
- Cleveland Clinic:Contractions(2024)
- healthdirect Australia:Giving birth, contractions(2025)
- ACOG:How to tell when labor begins(2025)
- NHS:Signs that labour has begun(2023)
この記事は、医師や助産師のアドバイスに代わるものではありません。迷ったときは、必ず産院や助産師に電話してください。緊急のときは119番で救急車を呼んでください。
